マーガリンをきれいに使い切るのは,なかなか難しいです。
バターナイフでもなかなか最後まできれいに掬い取れないですよね。


そこで思いつきました。
冬場はファンヒーターかストーブを使って暖を取っています。
これを利用しないのはもったいない。

パン2

ファンヒーターの前に斜めにセッティング。
数分で溶けだしたマーガリンが・・・液体マーガリンの出来上がり。
「おおお!素晴らしい」
これをそのままパンにつけてもいいし,料理に使ってもいい。
今回は食事の後だったので,涼しいところに斜めに置いて再度固体にすることにしました。


思いついたのには,昔々のお話が基になっているのであります。
一人暮らしを始めた学生時代。
数か月間は,冷蔵庫のない生活をしていました。
朝・昼・晩と学食を利用することも可能だったのですが。
日曜日に食事の為だけに学校に行くのは・・・ちょっとね。
(自転車で通っていたので,雨の日以外は交通費はゼロ)
朝だって学食に行くために早起きするのは・・・ちょっとね。
確か定食類はmax330円でした。
生姜焼き定食が一番人気。
でも,毎食330円を使っていたのでは,1ヵ月の食費が3万円に肉薄して,大変なことになるのであります。
僕が良く食べていたのは,卵丼でしたけど。

ちょっと話は横道にそれますが,
学校の近くのアパートに住んでいた友人がいて,
定期的にやけに大きな袋状のカバンを持ってくる奴だったのですが,
その理由がある日判明したのです。
学食でご一緒した彼は,その大きな袋状のカバンから,
学食にあるのとまったく同じ形のソースの容器を出してテーブルの上に置いたのです。
学食にあったソースの容器は,取っ手付きのでかい奴だったのです。
醤油などは,小さかったのですが。
そして,卓の上にあった満タンのソースの容器をその袋状の大きなカバンに入れたのです。
そして何ゴトもなかったようにカレーライスを食べ始めたのです。
あまりにも平然と,かつ淡々と動く手さばきは,
誰もがそれを不自然な動きと感じないぐらい素晴らしいものでした。
食後,学食から教室に向かうときに聞いてみると,調味料一式同じ手順で調達してると語っていました。

と言う理由により,
朝は,食パンと魚肉ソーセージ,そしてマーガリンを買い込んでおいて,食べてから登校してました。
4月の初旬ごろは,気づかなかったのですが,
温かくと言うか,暑くなり始める4月下旬ごろになると,
朝ナイフで掬い取ったマーガリンの跡が,
翌朝は跡形もなくなくなって,
購入したばかりのマーガリンの様に表面が綺麗にまったいらになっていたのであります。
このことを思い出して,試しにファンヒーターの前に斜めに置いてみたら,殊の外うまくいったのです。
問題は,夏場は常温で可能ですが,春先や秋口は・・・今後の課題ですね。